ペイン ティッド バード。 みんなのレビュー:ペインティッド・バード/イェジー・コシンスキ

イェジーコシンスキ『ペインティッド・バード』本の内容あらすじと感想!映画は退場者続出

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衝撃的な書だった。 七歳で日本軍に捕えられ、7000キロを行軍し、軍医に育てられた中国少年の波瀾に富んだ半生を、自ら綴ったドキュメントだった。 迫害を生き抜くうちに徐々に心を失っていく少年を体当たりで演じ切ったのは、新人のペトル・コラール。

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本作は、第2次世界大戦中、ナチスのホロコーストを逃れて、東欧のどこかに疎開した少年の旅を描いた衝撃作。 喉元に匕首を突きつけてくるようなこの恐怖感と生々しさは、只事では無い。

イェジーコシンスキ『ペインティッド・バード』本の内容あらすじと感想!映画は退場者続出

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人間とは、周囲が狂えばきっと簡単に狂えてしまう生き物だ。 これは私には読み取れなかった…… 生きるのが精一杯の環境で、それが閉鎖された世界であれば、人は自分が生きるために、他に原因を求めるものだ、というまでの解釈の再確認。

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解放された鳥は仲間に喜んで近寄るが、仲間はその姿を怪しむ。 クオリティの高い創作や力のある物語は、つねにある種の真実と並走しながらどこかの時点で重なり、溶け合い、化学反応を起こしてとてつもない感銘力を生むものと思います。

美しくも残酷な問題作『異端の鳥』<製作期間執念の11年>を物語る6つの数字 /2020年9月15日 1ページ目

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原作は自身もホロコーストの生き残りである、ポーランドの作家イェジー・コシンスキが1965年に発表した彼の代表作「ペインティッド・バード(初版邦題:異端の鳥)」。 だから「こんな残虐なことがあるわけない」という批判はどうにも的外れに聞こえる。

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それまで虐げられる側だった「ぼく」が列車の切り替えを自在に操れることを知った瞬間がゾクッとしました。 寝起きしている村の中では、少年と無関係に生じる暴力、異常性愛、幼児虐待にしょっちゅう遭遇する。

信じられないようなものを少年は見てきた『ペインティッド・バード』

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けれども作者のことは ここまでにしましょう。

」 P117 「これらの列車は、つかまえられ、死を宣告されたユダヤ人やジプシーを運んでいた。 暴力を目撃し、暴力にさらされ続けた少年はやがて、人を殺すこと、傷つけることになんのためらいもなくなり、息をするように自然に残虐を行うようになる。

Fan's Voice

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「農民たちはわずかな収穫の大部分を、かたやドイツの正規軍、かたやパルチザン部隊に供出しなければならなかった。 戦争、暴力、民族、国家という、二十世紀の歴史における大きなテーマが凝縮して詰め込まれ、それがスラップスティックな、グロテスクな軽快さで描かれていること、そして母語でない言語で書かれた亡命者文学、あるいはホロコーストの危機を逃れたサバイバー文学でもあるという非常に多面的な要素があり、作者のその後もあわせてとても考えさせられる部分の多い小説だ。 本作はヴェネツィアの批評家には酷評されたが、サブに当たる賞UNICEF Awardを受賞し、アカデミー賞国際映画賞でもチェコ代表作品に選ばれる快挙を成し遂げた。

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いや、私の語彙が貧弱だからかー。

【映画『異端の鳥』公開記念】イェジー・コシンスキ『ペインティッド・バード』レビュー公開|カモガワGブックス|note

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そしてこの嫌な予感は的中する。

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人はなぜ異質な存在を排除しようとするのか? ホロコーストの源流を辿り戦争と人間の本性に迫る、美しくも残酷な衝撃作は、観る者の心を激しく揺さぶり問いかけてくる。 1991年、自宅の浴室内で自殺。